2017年02月13日
白隠講座が行われました。
2月11日に白隠講座が行われました。
今回は、白隠禅画によく出てくるお多福についてのお話でした。
お多福は日本神話に出てくる天鈿女命(あめのうずめのみこと)がモデルになっていると言われております。
昔はお多福みたいな下膨れの顔が美人の典型でした。
現代では反対の醜の意味になっていますが、白隠の時代は美と醜の両方の意味を持ち、美でも醜でもいずれでもない存在として、白隠禅師はお多福美人というキャラクターを作り上げご自分の禅画の重要な登場人物としてお多福を描かれています。
お多福の禅画は、含空院でご覧いただけます。